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Birthplace

きあらが生まれ育った大宜味村

​様々な伝説が今なお語りつがれる神秘の地

沖縄長寿のパワースポット

大宜味村

那覇

長寿宣言の村

      宣言

日本一長寿沖縄県
沖縄一長寿大宜味村

我々大宜味村老人は、
自然の恵みにその糧を求める、
伝統的食文化の中で長寿を全うし、
人生を謳歌している。
80(歳)はサラワラビ(童)、
90(歳)となって迎えに来たら、
100(歳)まで待てと追い返せ。
我らは老いて、ますます意気盛んなり、
老いては子に甘えるな。
長寿を誇るなら我が村に来れ、
自然の恵みと長寿の秘訣を授けよう。
我が大宜味村老人はここに
長寿の村日本一を高々に宣言する。

沖縄本島北部、国頭半島西部に位置するこの村は、
東西約8km、南北約14.4km、総面積63.12㎢の

広さを持ち、人口およそ3,200人の小さな集落です。

村の総面積の約76%を森林が占め、
ほぼ中央には標高300m前後の山々が連なっています。

その豊かな自然環境の中には、ヤンバルクイナ、

ヤンバルテナガコガネ、ハナサキガエルなど、
数多くの希少な動植物が生息しています。

大宜味で暮らすお年寄りの皆さんは、元気で健康に暮らしている方がとても多いことで知られています。

喜如嘉の伝統工芸「芭蕉布の里」

  【国指定重要無形文化財】

沖縄がひとつの国であった琉球王朝時代、
芭蕉布は王族の衣として用いられたほか、
中国(清王朝)や日本(徳川幕府)へ献上される
最上級の貢ぎ物でもありました。

高温多湿な沖縄の気候に適した芭蕉布は、
涼やかで肌にまとわりつかず、
琉球各地の庶民にとっても
日常に欠かすことのできない着物でした。

第二次世界大戦後、
沖縄で途絶えつつあった芭蕉布づくりを
工芸としてよみがえらせたのが、
喜如嘉の平良敏子さんです。

1944年、本土の工場で働く女子挺身隊として

参加した敏子さんは、
戦時中、航空機増産の工場となっていた倉敷紡績で、
民藝運動に尽力していた大原総一郎社長のもと、
織物を学ぶ貴重な機会を得ました。

数々の困難を乗り越え、
喜如嘉の女性たちが今に伝え残したのは、
衣生活の原点ともいえるものづくりの姿です。

糸芭蕉を育てる畑仕事に始まり、
原木を剥ぎ、繊維を取り出し、糸をつくり、
撚りをかけ、絣を結び、染め、織り、仕上げる。

その一連の手仕事は、
文明の速度とは対照的に、
数百年前からほとんど変わることなく受け継がれてきました。

人が自然と向き合い、
植物の力に寄り添いながら生み出される布は、
身にまとう人の心と身体を、
静かに癒してくれます。

大宜味村の水物語

 

沖縄の水はニライカナイ(不老不死の仙境)から湧き出ると信じられてきました。大宜味村は古来より沖縄の水源地として知られ、かつて大泉(オジミ)と呼ばれていた地が次第に大宜味(オオギミ)へと変わったそうです。この地には『若返りの水』という昔話も残されており、現在も新年の水を若水(ワカミジ)・新水(ミーミジ)と呼び、この水を飲んだり洗顔などに用いることで若返ると言い伝えられ尊ばれています。

 

          沖縄古代の水の信仰:大井浩太郎著(沖縄文教出版社より)

ター滝

画像提供:© K.P.V.B/© OCVB

画像提供:© K.P.V.B/© OCVB

画像提供:© K.P.V.B/© OCVB

長寿の秘訣のひとつともいわれる、シークヮーサーの生産量日本一を誇る地域です。

シークヮーサーはミカン科に属する柑橘類で、
沖縄を中心に自生しており、
日本にわずか二つしかないミカンの原種のひとつといわれています。

大宜味村は、県内生産量の60%以上を占める
沖縄一のシークヮーサー産地として知られ、
その名は全国にも広く知られるようになりました。

シークヮーサーの果実には、
天然のビタミン類やクエン酸、ノビレチンなどが豊富に含まれ、
特に皮の部分には多くの栄養成分が蓄えられています。

疲労回復が期待されるクエン酸をはじめ、
ビタミンC、ビタミンB1、カロチン、各種ミネラルなども含むことから、
健康的な果実としてメディアでも紹介され、
一躍全国的に知られる存在となりました。

中でも注目されているのが、
「ノビレチン」と呼ばれる成分です。
ノビレチンは柑橘類に含まれるフラボノイドの一種で、
がん抑制作用が期待される成分として研究が進められ、
長寿との関連性にも注目が集まっています。

ミカンやグレープフルーツにも含まれる成分ですが、
その含有量が突出して多いとされているのが、
シークヮーサーの大きな特長です。

ぶながやは、大宜味の森に息づく精霊として、古くから人々に親しまれ伝えられる、守り神のような存在です。

『ぶながやの里』は自然の宝庫

 

大宜味村は、総面積の約76%を森林が占める、
豊かな自然に囲まれた村です。
村民はこの恵まれた環境の中で、
自然と共生する暮らしを大切にしてきました。

村の中央部には、ネクマチヂ岳、ボウジムイ、クガニ岳など、
標高300m前後の石灰岩の山々が約4kmにわたって連なっています。
整備された散策道を歩けば、
多様な動植物に出会えるほか、
かつて先人たちが猪から農作物を守るために築いた
「猪垣(いがき)」の跡を見ることもできます。

また、複雑な地形を持つ河川が数多く流れ、
低地部には水田が広がります。
御嶽の森や渓流など、環境の異なる自然が重なり合うことで、
この地には実に多様な生態系が育まれてきました。

大宜味村には、
沖縄を代表する植物群落として国の天然記念物に指定されている
「田港御願の植物群落」や、
県指定天然記念物である
「大宜味御嶽のビロウ群落」など、
貴重な自然・文化財が数多く残されています。

さらに、国指定天然記念物のケナガネズミやノグチゲラをはじめ、
沖縄固有の希少な動植物が多く生息しており、
大宜味村はまさに「野生生物の宝庫」とも呼ばれる場所です。

そのような大宜味村の森や川には、
平和と自然を愛する森の精霊
「ぶながや」が棲んでいると伝えられています。

「ぶながや」は、この豊かな自然の象徴として、
今もなお村民の一員のように語り継がれ、
大宜味の森と人々の暮らしを見守る存在です。

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